【ヨガ哲学】八支則を日常に取り入れて、より豊かな人生に

ヨガのからだにあたえる良い効果はとてもたくさんありますが、ヨガはからだを動かすばかりではないんです。

ヨガの1番古い経典に「ヨーガ・スートラ」というものがあって、そこには生き方の指針みたいなことが書かれているわけです。

今回はその「生き方の指針」ヨガの教えの基本である「八支則」についてのおはなしです。

ヨガをしてない方にとっても、日常的に意識しておくことで人生がより豊かになるような教えなのでぜひ参考にしてみてくださいね。

八支則が書かれている「ヨーガスートラ」

八支則は「ヨーガスートラ」に記述されている教えで、サンスクリット語で8本の枝を意味します。

「ヨーガスートラ」で定義されて以来、古代からずっと受け継がれているヨガにおける大切な教えです。

ヨーガスートラは最古の教科書

紀元前3世紀~6世紀ごろまでに成立したとされています。

このころの日本は弥生時代で卑弥呼が台頭していた時代です。

比較すると、日本で稲作がはじまったくらいの時代からインドではヨガが存在していて、しかも続いていることがとてもすごいことに感じます。

もともとは口伝え

ヨーガスートラ自体は短い文章が糸のようにあつめられた文献で、その短い文章の中にいくつもの意味が込められているわけです。

文章が短い理由は、本来もっている意味合いなどは口伝えで師匠から弟子へ解釈が伝えられていたようなんです。

そのため、いままでいろいろな注釈書が書かれてきた歴史があります。

知っておきたい、ヨガの八支則

ヨガの八支即は、人生の指針となるものです。

心の態度から始まり、身体を整え、呼吸を制御します。

それから心の在り方を学び、悟りの境地へと至るまでの過程が八支則に表現されているんです。

八支即とは、次の8つの段階のことをいいます。

■ヤマ:禁戒

■ニマヤ:勧戒

■アーサナ:坐法

■プラーナヤーマ:調気

■プラティヤハーラ:制感

■ダーラナー:集中

■ディヤーナ:瞑想

■サマーディ:三昧

ヤマ:禁戒

ヤマは生きていくうえですべきでないことです。

他人に対しての慎むべき5つの心得が記されています。

人や環境が良い関係を保つための心得
①アヒムサ 非暴力・非殺生
②サティヤ 正直・誠実でいること
③アステーヤ 盗み・奪うことは禁止、欲張らないこと
④ブラーマチャリヤ 性欲・物欲・食欲に惑わされないこと
⑤アパリグラハ 必要以上に所有しない、執着しないこと

ニヤマ:勧戒

同じく生きていくうえですべきでない5つの心得ですが、ニヤマは自分に対しての戒めとなります。

自分自身と良い関係を築くための心得
❶シャウチャ 自身や身を置く環境を清潔に保つこと
❷サントーシャ 与えられた環境に感謝し、満たされていることに気づくこと
❸タパス 努力や鍛錬をすること
❹スワディヤーヤ(ソッダーヤ) 向上心を持って学ぶこと
❺イシュワラプラニダーナ 信仰心、感謝、献身的な気持ちでいること

アーサナ:坐法・ポーズ

瞑想のための安定した座法を身につけるために練習することです。

正しい姿勢から正しい呼吸が生まれます。

朝・昼・晩まで自分の心身の状態に最適なアーサナをすることで、穏やかな日常を過ごせます。

プラーナヤーマ:調気

呼気を通して気のコントロールをすることです。

深い呼吸は血液や脳に酸素を届けるので、体内のエネルギーの調整ができてリラックスできます。

仕事で疲れているとき、寝つきが悪いときなんかには深い呼吸は効果的です。

>>プラーナヤーマの大切さと種類

肉体的な段階はここまでとなります。

プラティヤハーラ:制感

ここからは精神的な段階です。

五感への意識を高めることで、常に自分を客観的にみてコントロールすることです。

見たもの、聞いたもの、匂いや味、そして触れたもの

外からの情報はとても多く、感じることも多いと思います。

でも、ときには一歩うしろから眺めてみましょう。

それだけで常に冷静でいることができ、感情にふりまわされなくなれます

ダーラナー:集中

意識を1点に集中させ、その意識を長時間とどめることです。

ここからは自分ひとりの世界になります。

ゆるぎない心で集中力を高めることで心のやすらぎが訪れることでしょう。

ディヤーナ:瞑想

この段階で外側と内側が融合します。

自ら積極的な集中をすることもなくごく自然で深いおだやかな精神状態となります。

ヤマからダーラナーまでの積み上げがディヤーナの状態をつくります。

サマーディ:三昧

さらに瞑想が深まり、これまで集中の対象だったものと一体化した煩悩から解放された状態です。

悟りの境地で「ヨガ」の集大成です。

初心者の方も段階を踏んで

このように、ヨガの八支即は段階を踏んでいきます。

行動レベルの「ヤマ・ニヤマ」~肉体制御の「アーサナ・プラーナヤーマ」~精神制御の「プラティヤハーラ・ダーヤラー」。

さらに肉体と精神の融合「ディヤーナ」。

最終的な境地「サマーディ」と順に習得していくわけです。

初心者の方や、これからヨガを始めたいという方も「ヨガの八支則」を理解し、意識することでヨガの楽しみ方が増えると思います。

完璧にしなくていい

ここでもうひとつ皆さんに伝えたいことは、ヨガのポーズや教えを完璧にこなさなくてもいいということです。

あくまでも自分と向き合うことが大切で、それが自分のためになります。

完璧=自分にとっての完璧」ではないんです。

現代にも通ずる八支則まとめ

ヨガ哲学はちょっと難しいことも多いです。

でも八支則についてはすこし身近に感じられる教えだなって感じます。

というのも、この8つの教えを日常おきるひとつひとつのことに当てはめてみると、考えかたも前向きになります。

この教えが役に立つのはヨガをやっている方だけに限らないと思います。

 

特に「ヤマ」と「ニヤマ」は現代においても、とても大事なことといえるのではないでしょうか。

自分だけでなく、まわりの環境や人に対しても誠実でいることで人生をよりよく楽しむことができるとわたしは考えます。

ぜひ皆さんも日々を穏やかにすごすための第一歩として、八支則の教えを取り入れてみてくださいね。

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  • この記事を書いた人

YUICO

元ヨガ講師。産後の体型を改善しようと自主トレを続け、物足りずジムに通うも、育児・仕事との両立が大変に。そこでオンラインフィットネスに出会う。ライフスタイルを大切にしながら、現在164cm,52kg,体脂肪21%と健康的で女性らしい数字を手に入れ、フィットネスの魅力にハマる。

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